2013年2月18日月曜日

雨水(うすい)


タイムリミットぎりぎりの投稿、間に合いそう・・。
今日2月18日は二十四節気第2番目「雨水」です。
雪から雨に変わり、積もっていた雪が溶け、雪解け水が流れ出し、寒さも峠を越す頃。
「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」
春一番が吹き、少し暖かい地域はの鳴き声が聞こえ始めます。
草木が芽生える頃で、農耕の準備を始める目安とされてきました。
しかし、本格的な春はまだまだ遠く、季節外れの大雪が降ることも。やはり3月のお彼岸あたりまでは要注意ですね。
大阪では今日は暦通り、雨でしたが、明日は雪になるかも。。。
こんな日を繰り返しながら、春に向かっていきます。
こういう寒暖を「三寒四温」と言いますが、言葉通り「寒さが三日続けば、その後四日くらいは暖かくなる」ということ。
まさにこの季節にピッタリの言葉です。元は中国や朝鮮半島の季節を表わしていましたが、日本でも使われるようになったみたいです。

春を迎える花達も咲き始めます。
たとえば、水仙、梅、ふきのとう、ぼけ、福寿草、クロッカスなどなど、そんな中に、杉もあり、そう・・・杉花粉が飛び始める頃でもありますね。
花粉症の皆さんにはいい季節などではありませんね…。「雨水」の言葉通り、雨が降っていてほしいものです。
(ごめんなさい、私は戦々恐々しながらも、まだ花粉症ではないのです)

また、春が確かに現れてくる縁起のいい日とされ、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれています。(う〜ん、まさに迷信かもしれませんが、飾られた方はちゃんと節句の日には仕舞ってくださいね。)

当社の仕事はそろそろ来年のカレンダーサンプルが出そろってきました。
あまりカレンダーには使いませんが、来年の干支「午」(うま)は飛躍できそうで、絵になります。頭の中ではしっかり「絵」を描きたいですね。

2013年2月3日日曜日

節分&立春(せつぶん&りっしゅん)



今日は「暦」の上で大切な二つのことを書くので、ちょっといつもより長め。お付き合いくださいね。(笑)

今日(平成25年2月3日)は節分(年越し)
豆まきです。とても日本中に定着した行事ですね。
豆まきの行事は各地さまざま様式や言い伝えはあるようですね。
豆は「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあります。
その上、豆を自分の年齢(数え年)の数+1つの豆を食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないという習わしもあります。
私は、家の神棚に数えた豆を供え、深夜に氏神様にお供えしに行く習慣があります。
私はこの炒り豆って大好きなんですが、今までは年の数を気にせずどんどん食べていました。
ただ、最近は数えているとだんだん嫌になってきて、そろそろ半分にしようかと思うくらいです…。

また、今夜は鰯(いわし)をいただきます。
これも、鰯を焼くときに出る煙と臭いで邪気を追い払うという魔除けから来ているようで、特に西日本では古くからの習慣のようです。
この鰯に柊の枝に刺し玄関に飾るという習わしはわりと近年と聞いたこともありますが、ほんとに日本各地いろいろな年越しがありそうですね。
それぞれ、いつまでも伝承してほしいものです。

ただ、今では「節分いわし」より「恵方巻き」の方が有名になってしまいましたね。
これも関西から始まったようですが、1900年代後半に始まり、うまく商戦に乗ったようですね。
「丸かぶり」という食べ方で「縁を切らない」という意味が込められているとか。
(ただ、「かぶり」というのは大阪商人は嫌う言葉なのですが…)

さて、暦の上で、「節分」(せつぶん、または、せちぶん)は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことをいい、「季節を分ける」という意味があります。
特に、暦の上で年の初めを意味する「立春」の前日をさすことが多く、いわゆる「大晦日」です。

そして、明日2月4日、立春(りっしゅん)はお正月。
二十四節気の第1番目。正月節の始まりです。
「春の気立つを以って也」
ぼちぼちと梅が咲き始め、寒さの頂点となり、明日からは手紙などには「残寒」または「余寒」という時候の挨拶を使います。
立春以降に初めて吹く強風を春一番と呼びます。

立春には、禅寺などは「立春大吉」と山門に貼り、厄祓いをするようですね。
この文字は縦書きで見ると、左右対称で、災難に遭わないというおまじないだとか…。
なんでも、「縁担ぎ」が好きですよね…。

さぁ、これから少しずつ、春に向かいます。
私の仕事も来年のカレンダー作りが急ピッチです。
世間も、この2月~3月は年度が新旧入れ替わる節目として、気分の一新です。
ただ、まだまだ寒さは続きます。元気に、「春」を迎えてくださいね。