2015年2月23日月曜日

2月19日 旧元日


今日は少し暖かい大阪でした。
春ですね…って、旧暦の11日(旧元日)が219日で、今日あたりはお正月の三が日が明けたころというのでしょうか。
二十四節気の「雨水」が暦の上でちょうど19日となり、雪に雨が混じってくるようになります。
お隣の中国では、今もしっかりと太陰暦が根付いていますので、ここ12週間は「春節」で大賑わいですね。
日本では、二十四節気の「立春」(今年は、24日 前日の3日が節分)を機に、年越しとして、新年という考え方はあります。

ただ、今年ほど、日本国内で「春節」が報道された年も珍しいですね。通年であれば、横浜、神戸、長崎などの中華街での催しがローカルニュースで流れる程度だったのに…。
「爆買い」などという言葉が作られるほど、様変わりですね。

「逃げる」2月もあと今週を残すのみとなり、春遠からじの季節となりました。
ところで、今年の2月の1週間ごとに並ぶ月玉カレンダーを見て、何か感じられませんか。
そう、今月2月は1週少ないんです!!!って、実際はちゃんと28日ですよ。
7、8年に1回、21日が日曜日で始まると、ちょうど28日が土曜日となり、ぴったり4週間で2月が終わるのです。
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月、2月と横に並んでいるカレンダーを見られたら、その差がよくわかります。カレンダーを作っている私としては、とてもバランスが悪くて嫌いなんですけどね…。(笑)
もちろん、28日は7の倍数ですから、3月の同日は2月と同曜日になりますね。
だから、今年はバレンタインデーも、ホワイトデーも土曜日なんですよ…残念ながら???

中国からの旅行者が落ち着いてくるころには、あちこちで梅が満開になり、桃が咲き、桜のつぼみも少しずつふくらんできます。
3月に入れば、関西では春到来を告げる奈良東大寺二月堂修二会が始まります。

私の会社では、この初春の頃、平成28年度のカレンダーが出来上がってきます。まだ校正をしているものもありますが、同業同士は年末同様忙しい時期を迎えています。
正面から暦と向き合い、日本の季節を伝えられるよう心を込めて作っていこうという思いはまさに「新年」ですね。
ただ、始まったばかりの今年を「昨年」と呼び、申歳となる来年を「今年」と呼ぶ不思議な切り替え時期でもあります。


では、次回は「お水取り」の頃に登場できれば…と願います。